【メディア掲載】台湾のプロデュース店『虎記餃子』の台湾での勝算とは?(笠岡のインタビューが『料理台湾』掲載)
笠岡@飲食店繁盛会です。1週間前が、半年前のようですね。
さて、
5/5にオープンした大好きなお店を応援するプラットフォーム“マイひいきコム”。GWが終わり、やっと、運営団体であるマイ贔屓運営委員会を手伝ってくれるメンバーが決まり、本格稼働できるようになりました。
実は、GW中は、笠岡は、誰にも頼めずに、店舗の掲載(今は、店舗登録を手動で行う必要がある…)を笠岡がひとりで時間を見つけてやっていたので、まったく追っつかず(泣)という状態だったのですが、今後は、仲間が増えたので、もっと速く進みます。(やっと平日になったのでw)
ひとつでも多くのお店に応援を届けるために、引き続きがんばりますっ!
で、
今日は、台湾で3/1にオープンしたプロデュース店、餃子とタンメンのお店『虎記餃子』のお話。
ちなみに、虎記餃子、ホームページは、今作っています。でもGoogleマイビジネスはちゃんとやっていますよ。Googleで虎記餃子と検索すれば出てきます。(マイひいきコムでもGoogleマイビジネスと連動しましたが、日本でもGoogleマイビジネスは必須です。必須になります。)
さて、本題。
台湾の飲食情報誌『料理台湾』。ここに笠岡のインタビューが掲載されました。
台北の101の近くの虎記餃子のマーケティング&プロモーションです。
最近、台湾のブロガーやYoutuberに紹介されているのをお知らせしているのも、同じプロジェクトです。
ここ最近、台湾でのメディアに結構掲載されていますが、1,2月に取材を多く受けたのを、コロナが台湾で収束しはじめたことをきっかけに、一気に表に出始めているためです。
今回、笠岡は、台北の虎記餃子のプロデューサーとして、同店の差別化のポイントについて取材され、話しています。
あ、写真は出ていません。でも「笠岡はじめ」(←名前もちゃんとひらがな)で掲載されています。最後の方。
20分くらい話したのですが、ポイントに絞った掲載になりました。
そりゃそうですよね。
ここに掲載されているのは、ざっくりいうと、
「台湾市場でどうして虎記餃子が勝算あるのか?」
という質問に対して、
「台湾にある日本のラーメンは、台湾の人にとって、庶民的な食べ物ではなく、少し高級(高い)だが、虎記餃子のタンメンは、台湾の日常使いに耐えうる価格帯で勝負できる商品設計をした。」
(ちなみに、取材では、ラーメンが主で扱われていますが、お店は、餃子が主、ラーメンが副です)
台湾における餃子は、日本人が創造する以上に台湾内では食のシェアが大きいです。つまり、マーケットがでかい。
通常、日本人が台湾での出店に絡むと日本ブランドを使って高く売ることを考える(例えば、大阪王将とか日本ブランドのラーメン店など)のですが、その大きな市場を取りに行くために、逆を行いました。
つまり、台湾の人たちに日常食で使ってもらえる商品・業態設計をしたこと。このことにより、大きなマーケットで勝負を挑めるようになり、今後の店舗数拡大の可能性につながっています。
これを、大阪王将等の価格帯で出店すると、一気にマーケットが狭くなり、数店舗か2桁前半の店舗数が市場的上限となります。狙うマーケットサイズに合わせた業態設計をしたということです。
(ちなみに、日本ブランドによる高付加価値での出店が間違っているわけではありません。逆に、現地企業とガッツリ組めないのであれば、店舗数は抑えて、高利益にしたほうが成功の可能性は高いと考えます)
:
「日本の料理なのに、安すぎて、ちゃんとしたものか、台湾のお客が不安になるのではないか?」
という質問に対しては、大きな可能性のある市場に参入しても価値はしっかりと…つまり、
「日本で約50年の歴史があるラーメン店である満北亭の社長自ら監修していただき、庶民的な価格でも正統の日本のタンメンにしている。そして、それを伝えているし、伝えていく(=これが、最近、台湾のブロガーの方とかの取材が多い理由、というか戦略)」
価格は、庶民価格にしたのですが、日本的なブランディングは、しっかり行っているし、これからも行っていきます。その一つが、日本の50年の老舗ラーメン店の満北亭の社長に監修いただいたこと。
そして、今の取材関連は、日本での餃子の歴史やタンメンの歴史、そもそもタンメンとは?というテーマでの取材に応じていることです。ブロガーさんがお店の宣伝もしてくれますが、お店の宣伝をすることを目的として取材を受けているわけではないというところも1つの戦略です。
この2つがキモですね。台湾の日常使いの業態設計としたけど、本格的な日本の料理と文化を引き継いでいることを、その過程、歴史、関わった人も含めて伝えていく。
それ以外もいろいろ話したのですが、他には、日本式の楽しみ方を伝える。
例えば、「日本は餃子とビールが文化。台湾は、餃子が主食で、餃子とビールは、日本でいうと白ごはんとビールの感覚。しかし、この日本文化を楽しめることも伝えていきたい」とか、同様に、「台湾では、ラーメンと餃子を食べるのは、白いごはんと混ぜご飯をたべるような感覚なので、ありえないことなのだが、日本は、ラーメン餃子も文化。この楽しみ方も伝えていきたい」とかとか。
本当は、多店舗展開するための実務的にも多店舗化しやすい業態設計しているとか、次の展開はこうする、ああする・・など戦略を立てているのですが、それはまた今度。
笠岡@飲食店繁盛会
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